航空部やグライダーについての紹介です


名古屋大学体育会航空部は現在、4年生4人、3年生9人、2年生4人、1年生8人の計25名で活動しています。その活動内容は「グライダーを操縦する」こと。岐阜県の木曽川滑空場や福井空港を活動の拠点とし、年8回程度の合宿や大会を主な活動内容として、安全第一でフライトを楽しんでいます。


グライダー(滑空機)とは動力を持たない航空機のことで、パラシュートで空を舞う「パラグライダー」や大きなたこにぶら下がる「ハンググライダー」とは異なり、立派な飛行機です。ですからジェット旅客機やセスナ機などと同じく三舵、すなわちエルロン、ラダー、エレベータを操縦桿とペダルで操ることで操縦します。計器は高度計、速度計、昇降計などがついており、空を飛ぶのに必要な乗法を得ています。このようにグライダーとは必要最低限のものしかついていないシンプルな飛行機ですが、これこそ飛行機の最も基本的な姿なのです。



グライダーにはエンジンがついていないため、自力で空へと飛び立つことはできません。そこでグライダーは「ウインチ曳航」と呼ばれる方法か、「飛行機曳航」と呼ばれる方法で空に飛び立ちます。


 「ウインチ曳航」とはグライダーに1kmほどの長さのワイヤーを引っ掛け、ウインチと呼ばれる巻取り機でワイヤーを引っ張る方法です。すると凧揚げのとき糸を引くと凧が揚がるのと同じようにグライダーも揚がっていくのです。ウインチ曳航では高度300m~500mくらいまで上がることができます。ちょうど上の写真がウインチです。

                                                           ウインチ曳航中の機体


 「飛行機曳航」とはエンジンのついている動力機とワイヤーでつないで上空まで引っ張っていってもらう方法です。飛行機曳航では好きな高度まで上がることができますが、通常は600mくらいで動力機から切り離します。

                                                        学生航空連盟使用”スーパーディモナ”       
 

グライダーにはエンジンがついていませんから、ウインチ曳航または飛行機曳航で上空へと飛び立ったあとは何もしなければ降りてくるだけです。しかし上昇気流にうまく乗るとグライダーは高く舞い上がることができ、何時間でも飛んでいることができます。国際大会レベルではその飛行距離はときには700kmにもなります。