東海インカレ試合内容
☆女子
100m 畑中(4) 荒俣(2)
予選1組目の畑中は精一杯の走りを見せ自己新、2組目の荒俣は後半伸びが足りず今季ベストだが予選結果は9位となり決勝進出はならなかった。二人ともこれから伸びる余地はいくらでもあるので今後の更なる活躍に期待したい。
800m 岩崎(M2) 岸上(2)
全日本インカレに強い意欲を見せる岩崎。優勝か2分15秒の記録突破が条件である。前日の予選を3位で突破したが、緊張感も感じられ、絶好調という訳には行かなかった。岸上は故障がちで満足の行く練習はできていないが、その分リラックスしてレースに臨んでいた。決勝が始まり、岩崎は先頭をマークして3番手でレースをすすめる。岸上は少し離れて5〜6番手。2周めに入って先頭のペースも少しづつ落ちてきているが岩崎自身も余裕がなくなってきた。バックストレートで岸上には余裕があり2人抜いて岩崎の後ろに付く。第3コーナーで岩崎は中京の選手と脚がぶつかったが、前に押される形になったのでマイナスにはなっていない。最後の直線に入ったところで、ラストスパート合戦になったが岩崎には余力はなかった。最後は岸上にまで交わされて今回のレースは終わった。強い緊張感など、外から見ている限りでは不完全燃焼そのもの。まだまだ力は出し切っていない。一方岸上は3位入賞を逃したとはいえ、好走したと言える。
1500m 松谷(4) 荒川(4)
就職活動、進学、故障。意欲との歯車が噛み合わず、練習の状況も良くない。とりあえずビッグなレースに参加するということで出場した。二人とも自己ベストには大きく届かない走りに終わってしまった。
5000m 松谷(4) 吉村(4) 白藤(3)
3名ともに完調には程遠い状態での出場。ただ12周半回ってきた。吉村、白藤ともにマラソンからの疲れ、脱力感などで練習ができていない。今回のインカレが秋の駅伝に向けてのスタートと成るべく出場したのであって、さほど心配していない。問題は松谷で、バネ股の苦しみから抜けだせない。本人のやる気はあるだけに、なんとかしてやりたいし、彼女が万全で走れない限り、名大の大阪への道はない。
10000m
吉村(4)、白藤(3)が登録していたが準備不足のため棄権した。
4×400mR 荒俣(2)、岩崎(M2)、岸上(2)、山下(4)のオーダー
練習不足の不安が残る山下は、東海インカレの唯一の出場種目となった。しかし、短距離エースの荒俣や800mでそろって入賞している岩崎や岸上など、名大新記録を狙えるメンバーで固めることができた。スタートから他校とは勝負させてもらえない展開だったが熱のこもったゴーゴーレッツゴーの声援とともに4選手とも全力を出し切り、見事に名大新を大幅に更新することができた。
昨年度もマイルには出場したが、今年度のほうが確実にレベルアップしており、七大戦優勝へ向けてさらに士気が高まった重要な一レースとなった。
走高跳 高橋(3)
1m40からの試技開始で、跳んだことのある高さであったが跳べず、記録なしに終わった。昨年の東海インカレに続いての記録なしであり、成長が見られない。基礎からやり直すことが必要である。
走幅跳 原田(3) 大木(3) 荒俣(2)
向かい風により、直前にピットが変えられたにもかかわらず風の向きが変わり、結局向かい風でおこなわなければならないコンディションの中はじまった。一番初めに跳んだのは名大の荒俣。風がやむのを待つがやまず、仕方なく強風が吹く中跳んだ。だが、記録は5m22と決勝につなげていく記録を出した。続く大木も向かい風ではあったものの4m24と自己ベストを2センチ更新した記録を出し、原田も今期ベストを大きく更新した4m76という記録を出すことができた。結局荒俣は風との調整が難しく、一本目しか記録を残せなかったが、みごと5位で決勝進出。原田は惜しくも9位で決勝進出への道はかなわなかったがこれからまだまだ期待がもてるであろう。決勝では荒俣が5m34の記録を出し、5位を守りとおして終わった。
7種競技 金子(2)
初出場ではあったが以前デカスロンに出場していたため実質2度目の混成出場である。専門外の種目では今後の練習により自己ベストが狙えるので、回を重ねる毎に記録を伸ばしていってほしいものである。