練習の準備

基礎編
目次

1.ケーナを用意する

2.練習できる環境を用意する

3.経験者を探す

1.ケーナを用意する

ケーナの練習を始めるためにまずケーナを用意しましょう。

どのようなケーナを使うべきかはたいへん難しい問題ですが、初心者であればあまりこだわる必要はないでしょう。ケーナにはそれぞれ材質や太さなどのさまざまな違いがあり、それについては後述しますが、初心者のうちはさほどの問題ではありません。

ある程度の数のケーナを試してみて、いちばん吹きやすいと思ったケーナを使いましょう。ケーナ経験者と一緒に選ぶのもおすすめです。

ただしあまりにも太すぎたり厚すぎたりするケーナは避けた方が無難です。よろしくない癖がつき、最初の成長が停滞してしまうことがあります。

練習しはじめて半年か一年ほど経てばケーナの特徴に応じた吹きやすさや音色の好みが感じられるようになります。ケーナは高価な楽器ではありませんから、そのタイミングで再度ケーナを購入しなおすとよいでしょう。

2.練習できる環境を用意する

練習環境の用意はどの楽器の奏者にとっても悩みどころです。自宅で練習できればそれに越したことはありませんが、現実では難しいことが多いです。学生であれば学校で練習ができますが、たいてい他の人の音が鳴っている環境での練習になります。

しかし、残念なことに静かな環境で練習しなければ上達はしません。上達するためには実際に自分で出した音を耳で聞くというフィードバックが重要です。ガヤガヤとした部屋では自分の音を聞くことができず、フィードバックを得ることができません。さらにはうるさい部屋に耳が慣れて自分の音が小さく聞こえ、変に力む癖がついてしまいます。

静かな環境で練習するということを常に強く意識しましょう。とはいえ難しいことがほとんどなので、普段はやや賑やかな環境で練習し、たまに静かな環境でじっくり練習するぐらいが多くの人の妥協点でしょう。

3.経験者を探す

はじめのうちは経験者からアドバイスをもらいつつ練習することを強くおすすめします。

アドバイスをもらわないと間違った吹き方を間違いに気づかず長く続けてしまいます。すると、弓道の「早気」のような長期的な改善を必要とする癖に発展することがあります。

独学でケーナを修めることは全く不可能ではないでしょうが、アドバイスをもらうほうが格段に効率的です。

まとめ

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