名古屋大学オリエンテーリング部


用語解説

直進[ちょくしん]   分類:技術

走行技術の一つ。リングが回転する仕組みのコンパスならどれでもこの技術が使える。

自分の進むべき直進方向が分かるようになり、レースにおいて重要な指針とすることができる。
手順は以下の3ステップ。
  1. コンパスの長い辺を地図上の進行方向と重ね合わせる。
  2. コンパスを地図に固定しつつリングを回転させて、リングの矢印方向を地図上の北と平行にする
  3. コンパスを地図から離し自分の体を回転させ、リングの矢印とコンパスの北を重ねる。
その時の長い辺の方向が、直進すべき方向である。

原理的には「地図における北の方向と進行方向のなす角度をコンパスに写し取って、実世界でその角度を再現」している。と一応言ってみるが、実際のところは習うより慣れろとしか言えない。
手順1,2ではコンパスの北がどこを向いていようが構わないので、正置していなくても直進できる。ただ、正置していた方が所要時間がわずかに短くある。
非常に汎用性の高い技術で、使用場面はとても多い。

しかし弱点も存在する。一度直進方向が分かったら、その直線を外れることができないことである。完全にコンパスに頼って直進するとき(地形が平坦なとき。主に富士のテレイン)に少しでも横移動してしまうと到達地点が変わってしまうのである。
対策は、数メートル先の直進先を目指すように走ること。木や岩を目印にするといい。目指した先までは直進しなくてもよくなるので気分が幾分楽になる。目印にたどり着いたらまた方向を確認して目標設定の後走る……を繰り返せばいい。

よくよく吟味すべし。

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