御陣乗太鼓 御陣乗太鼓

御陣乗太鼓

上杉謙信の軍勢が能登に攻め入った際、武器を持たない民衆は陣太鼓を打ちならし、面をかぶり、海藻の髪をふりみだして、夜陰に乗じて奇襲し、これをうち破ったという伝説があります。
この伝説の真否は分かりませんが、輪島の東にある名舟地区では、神をお迎えする山車の先導として、御陣乗太鼓が打たれています。
このことから、御神事太鼓の変化したものという説もあります。



御陣乗太鼓の魅力

音舞における最古にして最難関の演目。
高い技術は勿論全身全霊で感情を爆発させる精神力と表現力が求められます。
この迫力は是非とも生で見てもらいたいです。

自分の中の負の感情をそのまま太鼓にぶつけて表現します。
独創的なリズムと、苦しみもがく鬼たちの嘆きは見た人の心に強く残ると思います。