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  • ●七帝柔道とは?
     名大を始め、旧帝大で行われている柔道で、戦前に行われていた高専柔道の流れを受け継いでいるものである。 私たちがオリンピックなどでよく目にする講道館柔道とは大きく異なる。 主な違いとしては立ち技と寝技どちらに主を置いているかということであり、 七帝柔道では「引き込みが認められる」「寝技で待てがかからない」等寝技に主が置かれている。

    ●究極の文武両道
     旧帝大といえば、北から北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学といった、 一度は耳にしたことのある大学が揃っている。 これらの大学に入学することによって「文」を手に入れ、さらに七帝柔道に足を踏み入れることによって「武」を手に入れる。 これぞ究極の文武両道と言ってもいいのでは無いのだろうか。

    ●全てを受け入れるのが七帝柔道
     高専柔道を聞いたことのある人ならば、「高専柔道は寝技しかしない」と考える人は多いだろう。 七帝柔道でも高専柔道でも、元々は猛勉強をした後、大学に入って初めて柔道をする人は多かった。 言ってしまえば、元々勉強ばかりしていて、運動をしたことのない学生も多かった。 彼らは頭で考え、勝つためには寝技が一番確実だと結論を出し、それから練習に明け暮れた。 これは「練習量が全てを決定する柔道」という言葉として現代でも残っている。
     しかし、これが全てではない。七帝柔道は全てを受け入れるものであり、寝技もそのうちの1つに過ぎない。 現代の講道館柔道ではほぼ禁止技と言ってもいい双手刈り、肩車などと言った相手の足を持つ技は七帝柔道では認められる。 また、柔術やレスリングの技も、有用だと分かれば七帝柔道に取り入れられる。
     そう、七帝柔道はありとあらゆるものを受け入れるのだ。

    ●なぜ、名古屋大学なのか?
     七帝柔道を行っているのは名古屋大学だけではない。別に他の旧帝大に行っても七帝柔道をすることは可能である。 名古屋だけでなく、東海地方に注目してほしい。 戦国の世から江戸時代にかけて、天下を統一へ導いた愛知県出身の三英傑、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康について見てみよう。
     那古屋城(今の名古屋市)で生まれた織田信長は、敵を徹底的に打ちのめした。 たとえ相手が仏に仕える僧だとしても、恐れること無く始末した。 これは七帝柔道であらゆる相手を抜く超弩級の抜き役の姿に重ねることができる。
     今の名古屋市のとある農民の息子として生まれた豊臣秀吉は、機知に富んでおり、 墨俣や石垣山での一夜城、中国大返しなど歴史に残る話もいくつか存在する。 これは七帝柔道で相手を翻弄する抜き役と分け役を兼ねた人物に重ねることができる。
     岡崎城(今の岡崎市)で生まれた徳川家康は、非常に忍耐強い人物として知られており、 先に信長、秀吉が天下統一を成し遂げようとしても、焦って取り乱すこと無く、虎視眈々と天下統一の機会を狙っていた。 これは相手の攻撃に対し忍耐強く守り切る分け役の姿に重ねることができる。
    現代でも東海地方には多くの有名企業が存在し、それらを支える多くの優れた人材が東海地方には集まっている。 ぜひ東海地方、その中でも名古屋大学に来て、人々のパワーを感じ、吸収してほしい。それが名古屋大学を勧める理由である。



    ●少しリラックスしよう
     ここまで力強く書いてきたが、別にそんなに深く考える必要はないと思う。最初は何となくでいいと思う。 何かを始めるのに、全て言葉で説明できる理由は必要ないと思うよ。
     少し興味が出てきた、それだけで十分だ。一度見学に来て、それで面白そうと思ったら足を踏み入れよう。
     七帝柔道は全てを受け入れる。もちろん、人も受け入れる。