用語解説
オリエンテーリング[おりえんてーりんぐ] 分類:競技
スポーツの一つ。与えられた地図に書かれた地点を番号順に回り、所要時間を競う。野山を駆け抜ける走力・持久力に加え、地図を正確に読む能力が要求されるハードなスポーツ。
走る距離やルールによっていくつかの種目に分かれている。
オリエンテーリングクラブが主催する一般的な大会に加え、インターハイ・インカレ等の全国大会や世界中から選手の集う世界大会も多数開催されている。
日本におけるオリエンテーリングの認知度は一般的にかなり低い。「何それオリエンテーション?」と何度聞き返されたことか。
もっとひどいのは、オリエンテーションの意味でオリエンテーリングという単語を使用する場合も稀にあることである。なんか悲しい。
発祥は北欧。国土の森林率が日本に近い(6〜7割)国々である。かの地では学校教育にも組み込まれている。
あちらではオリエンテーリングに軍事的な意味もあるそうだ。オリエンテーリングの技術が市民の森へのスムーズな避難や斥候に応用されたりとか。気になる人は自分で調べてみて下さい。
そういった物騒な話もあるが、基本的にはスポーツなので、これらのことを知らなくてもまったく問題はない。
日本には「徒歩ラリー」の名前で紹介され、林間学校等でレクリエーションの一環として現在でもよく楽しまれている。
この和名ゆえ「オリエンテーリングは森を歩くもの」という認識が強く、タイムトライアルスタンプラリー的なスポーツだと知って驚く人も沢山いる。
オリエンテーリングはドイツ語。意味は「方向を決めて走る」。略してOL、もっと縮めてOとも言われる。世間一般ではOLは女性会社員の意味なので注意が必要。
なおオリエンテーションは「今後の方向性を説明する」という意味なので、方向という言葉だけ見るとオリエンテーリングとオリエンテーションは親戚といえる。
リストへ戻る
参考:
旧用語解説ページ