日本学生トライアスロン選手権
開催地:香川県観音寺順位 | 氏名 | 総合記録 | スイム | S順 | バイク | B順 | ラン | R順 |
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4 | 池野千紘 | 2:20:16 | 23:34 | 15 | 1:11:26 | 9 | 45:16 | 7 |
112 | 近藤輝 | 2:16:42 | 22:17 | 76 | 1:12:16 | 134 | 42:09 | 69 |
見ての通り不甲斐無い結果となってしまった。
思えばこの戦いは1年前から始まっていたのだった。1年前、授業や課題やテストで忙しく、満足に練習もせずに臨んだ結果、見事に玉砕されて帰ってきたあの日。俺は誓ったのだ。来年もまたここに来て、今日の雪辱をしよう、と。
それから俺は自分でもかつてないほど練習したと思う。そして院試も無事に乗り越えた。今年は去年と違ってひとりじゃない。応援に来てくれた後輩たちがいる。一人でレースをすることの寂しさを思い知った去年とは違う。もう何も恐くない。
そんな思いでレースに臨んだ俺であったが、非情にも俺を待っていたのは、バイクでパンクするというなんとも救われない事態であった。
走りながら何度も悔しいなぁと呟いた。横を通り過ぎていくほかの選手に「一緒に行きましょう」と声をかけられても付いていけないのが本当に申し訳なくて、そしてとにかく悔しかった。
でも、ここで諦めたら何もかもが無に帰してしまう。そうだ。俺は自分のためだけにレースをしているのではない。俺を支えてくれたすべての人の恩に報いるためにも、何としても完走だけはしなくてはならない。俺はこんなところで終わるような練習はしてきていないんだ。そう思うと元気が出てきた。沿道の声援にも多分に勇気づけられた。結局、パンクするまで第4集団あたりにつけていたらしかったが、ケツから3番目でバイクフィニッシュ。残すはラン。
走った。ひたすらに。不思議と苦しいながらも楽しかった。タイムのことはあまり頭になかった。どうせひどいタイムだ。あとは力の限り走ろう。そしてゴールへ…
とても自慢できるようなタイムでもないし、2年前の自分を抜くことすらできなかった。しかし自分がやってきたことは間違ってなかったのだろう。そう思えただけでこのレースには意味があったと思うし、一生記憶に残るレースになってくれるだろう。今はそれだけで十分だ。この最後のインカレが自分の糧となったことを貴重な経験として胸に刻んでおきたいと思う。
(近藤)
ご無沙汰しております。
いつも応援ありがとうございます。
報告が遅くなりましたが、インカレに出場してきました。
結果は近藤くんが書いてくれたとおりです。
近藤くんとは逆で、昨年のインカレでまさかの成績を残してしまって、
特に今年めざすところも(頑張って探し続けたのですが)見つからず、
今年は院試前ということで出るかすら迷っていました。
しかし、一ヶ月くらい前に出ようと決めてから練習を再開し、
なんとか出場でき、満足いく走りではなかったけど納得いく結果です。
というわけでわたしは来年につながる悔しさを得ることができたので
(院試に無事受かれば)もう一年だけ真ひとつ上をめざして、真剣にトライアスロンに取り組んでみたいと思います。
近藤くんは、ぜひサンライズでかっ飛んでください☆
いい結果期待してます!!
わたしはというと、今週末が村上(再来週が院試^^;)、来月が学生スプリント、11月に日本選手権とまだまだ今シーズンは終わらないので、
少しずつ成長できるようにうまく時間を使って頑張っていきたいと思います。
ありがとうございました。
(池野)