2006リザルト

第59回富士登山競走

開催地:山梨県富士吉田市
日時:2006年7月28日
天気:晴
距離:
順位 氏名 タイム
189/1088 市川 3:43:03
DNF 田邊 -

山頂コース(吉田市役所→吉田口登山道→山頂) 21km 標高差約3000m
山頂コース 出走2422人 制限時間内完走1088人 完走率44.9%
これが今回のデータである。完走率は毎回40%台高低差3000mの無論日本一の登山競争である
2006年7月28日金曜日、大変天気の良い朝を迎えた。気温は20度くらいだろうか。山梨県富士吉田市に月末の平日だというのにぞろぞろ人が集まってくる。10代、20代は稀で、平均年齢は40歳くらいだろう。山頂コースに出走した。市川さんと私はこれから始まるレースに心高ぶっていた。私は第56回大会につづいて二回目、市川さんは初出場であった。富士登山競争はゴール地点がスタート地点から明確に分かるレースである。よく考えるとそんなマラソン大会というのはなかなか無いのではないだろうか。この日、富士吉田市役所(0合目)から富士山頂がはっきり望めた。夏真っ盛りなので、もちろん雪が被っておらず、どこか美しさに欠ける印象の富士であるが、その巨大さに若干おののいた。前大会は曇りの天気でスタート前に富士を望むことは出来なかったが、逆にそれはそれでよかったように思う。なぜなら今回のようにあの巨大さに驚くことなくゴールを目指すことができたからだ。ゼッケン番号は第58回大会完走者は1000番以内でスタートは前の方、それ以外は後ろの方からのスタートとなり私は真ん中位に陣取った。スタート時刻は7時20分。0〜10号目 21km 制限時間4時間30分の正午12時ではあるが、5合目と8合目に関門時間が設けられている。走ってみれば分かるがこの関門時間をぎりぎりで通るようでは到底頂上の制限時間に間に合わない。
足の疲労がかなりきていた。わたしは五合目中間に辿り着いたとき8合目までレース展開は、始めに力みすぎて足に疲労がたまってしまったせいで苦しい展開となってしまった。これは反省せねばならない。スタート後から永遠と登りである。ニ合目から五合目まで樹海のなかである。 土石流防止のため、道にはたくさん窪地がある。 もし雨が降っていれば滑って相当走りづらい道であるが幸い天気がよかった。
いけるかという状況だった。山小屋前はみちが平坦になるが、私は駆け足できなかった。 他のランナーは颯爽と抜いていく。悔しかった。前大会より登山道の角度が厳しく感じた。唯一の楽しみは七合目からみる素晴らしい景色だった。
 富士山に負けた。時間制限でレースが八合口で終了したとき私はそう感じた。私は富士に戦いを挑んだが攻略することができなかった。私は生まれて初めて、レースで完走できなかった。悔しいの一言である。
(田邊)