1999リザルト

潮来トライアスロン大会

開催地:茨城県鹿島郡潮来町
日時:1990年5月30
天候:いい天気
距離:S 1.5km B 40km R 10km
順位 氏 名 総合時間 スイム S順 バイク B順 ラン R順
23 荻島 晃 2:12:51 25:15 18 1:08:23 21 39:13 29
29 飯沼 誠憲 2:16:31 29:00 41 1:10:21 31 37:10 14
37 西山 泰平 2:10:33 30:51 48 1:10:41 33 39:01 26
39 山田 智也 2:21:26 33:04 54 1:12:41 43 35:41
44 渋谷 哲功 2:25:28 30:53 49 1:12:33 42 42:02 40
49 岡田 太郎 2:47:13 33:03 53 1:23:40 51 50:30 50
53 坂本 浩介 3:13:57 32:17 52 1:48:06 53 53:34 51
  稲垣 俊輔   31:44 51        
順位 チーム名 総合時間 タイム1 タイム2 タイム3
名古屋大学A 6:59:45 2:12:51 2:21:26 2:25:28
10 名古屋大学B 6:59:56 2:16:31 2:20:33 2:22:52

毎年の恒例行事となりつつあるこの大会は、僕にとって初回のショートタイプの大会であり、トラブル続きの散々な大会でもありました。その分いい経験になったとも言えますが。話は大会前にさかのぼり、部内では"KISHIKAZE"という十数日間にわたって苦しめる謎の奇病が蔓延しておりました。どういう感染経路をたどっているのか定かではありませんが、まず岸がかかり、次に一年の向がその毒牙に犯されてしまいました。そして岸は行く前から棄権決定。初のショートを控える当の僕にもその病は容赦ありませんでした。慢性的な睡眠不足が祟り、僕の背後に忍び寄っていたのでした。大会当日はというと、SWIMでは苦しい見えないで、とても水泳部出身とは思えない結果を生じてしまいました。BIKEではというと、僕のbikeの特殊な機構と度重なる荷重の反復によって、座席部が脱落するという世に希な現象が引き起こされたのです。それによる驚愕と近い未来への不安が僕の心を支配していたのを覚えています。しかもその不安は的中し、その後何度も外れて、いつしかあせりが居直りに変換されていきました。そのなか、大会の交通整理の人が工具を貸してくれました。しかしそれは僕をこの先へ進ませてくれると同時に、病によって更に高められている苦しみからの開放を先延ばしさせるものでした。bikeなんてものは惰性を旨く使えば、完走は可能です。しかし、RUNはかようには参りません。係の人の「もう制限時間ないんだから頑張ったら」という言葉による葛藤の末、走りきることに。靴ズレを伴いましたが、何とか完走。なんともつらいもとい、感慨深い一日でした。

(坂本 浩介)