水彩画描いて見ませんか?

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かなり独断と偏見の水彩画の描き方。
(これは今のところ作成中であり、僕の曖昧な記憶だけで てきとうにつくられているので、ひどい誤解が有るかもしれませんがあしからず。)

目次

  1.  はじめに、 (水彩画とは、どんなもの?)
  2.  画材を買いに行きましょう
  3.  水彩画を描いてみましょう
  4.  手順
  5.  基本的な技法
  6.  おもしろい技法

1 はじめに(水彩画とは、どんなもの?)


私たちのホームページにあるギャラリーの絵を見てくださった方もいると思いますが、私たちサークルでは、主に「水彩絵の具」を使って作品を作っています。普通水彩絵の具というと、小学校の時使った「サクラ絵の具」とかを思い浮かべる方が多いと思いますがそれとは少し違います。小学校でよく使われるあの絵の具は不透明水彩といい、私たちが使っているのは透明水彩という種類の絵の具です。両者は全く別の物だと考えた方がいいです。簡単な違いをいいますと、不透明水彩では(絵の具:水=1:10)ぐらいで塗るともうきれいな色が出ませんが、透明水彩では(絵の具:水=1:100)でも、それなりの味のある色が出せるのです。

水彩画は様々な技法を使うことにより、いろいろな表現の絵を描くことができます。(例えばこんな感じが・・・極初歩の水彩画だと思ってください。)

 そこで水彩画の特徴をいくつか上げていきますと、

  1. みずみずしい絵が描ける。

    いや、決して冗談ではありません。理由は上にも書いたとおり水彩画では水を多く含ませて色を塗るため、とても透明度の高い、澄んだ絵を描くことができます。

  2. 様々な技法で、表現できる。

    光を表現したりするのが得意です。他にも、水彩の本を見ると一度は描いてみたい技法の絵が目白押しです(笑)

  3. 時間がなくても描けます。(5分から10時間まで・・・)

    時間をかけて精密な絵を描こうと思えば、いくらでも時間をかけられますが、反対にさっと色づけをしてみずみずしい感じを出したいとか、水墨画のような素朴さを出すといった描き方にも向いています。(こんな→)だから、風景をちょっとスケッチしたりするのにも向いています。

  4. 画材もそんなに高くありません。

    絵の具が1500円ぐらい、スケッチブックが1500円ぐらいからあとは筆だけです。

ざっとですが、こんな特徴があります。

 

2 画材を買いに行こう!

透明水彩絵の具は、きっと普通の文房具屋さんでは扱っていないと思います。少し大変ですが、画材屋さんまで足をのばして必要な画材をそろえてください。

大きなデパートとかにはたいがい画材屋さんがあります。私たちがよく行くお店は、地下鉄栄駅のそば、栄パルコ、栄松坂屋、ロフト名古屋等の画材屋さんです。名前は忘れました。

3 水彩画を描いてみましょう

最終的には、色塗りなんてどんな塗り方でもそれが自分の個性だといってしまえばいいんですが、水彩絵の具の性質を知っていると出来上がりを予想して絵を描けるので、いくつかの特徴を知っておくと便利です。

水彩画で最もよく聞く言葉です。 簡単に言うとどれだけの水でどれだけ色がにじむのか考えて色を塗ろうということです。水彩画では始めにスケッチブックに水を引いて(平筆で水を塗る)湿らせてから、絵の具を塗るという技法をよく使います。
 この水の量と色のつきかたの関係が水彩の命であると行っても過言ではないでしょう。

水量によって効果が大きく変化するのは大きく分けて2つのことです。一つは「輪郭の様子」(絵の具の乗ったところと全く乗ってないところの境目のことです)もう一つは「色の混ざり方」です。

 

湿らせ具合で絵の具のにじみが違うことが確認できたでしょうか?なれてくるとこうしてにじみをコントロールして空や雲を描くことができるようになるわけです。

<湿り方5段階>

  1. 水を引かない
  2. 湿らせる   水がいくらか水分を吸う程度で、濡れてしまわない程度に。
  3. 少し濡らす  紙が吸収できるぐらい水を引くこと。
  4. 水を引く   紙の吸収力以上に水を引くこと。表面が光って見えるぐらい。
  5. たっぷり引く 紙の上に水たまりができるほどたっぷり水を引くこと。

水が引けたらスケッチブックが乾かないうちに、違う色の絵の具を隣同士に塗ってみたり重ねて塗ってみたりしてにじみ方を確かめてみてください。

前の色が乾く前に別の色を塗り足すと、必ず色は濁ってしまいましたね。今度は前の色が乾いてから次の色を塗り重ねてみてください。(絵の具を溶く水は多めに)するとあまり色が濁らず色が塗れたと思います。しかも必ず下の色は浮き出てきますね。

4 描く手順

  1. 下書きを描く  

    鉛筆の線を生かして色は控えめにするとか、逆の場合とか描き方はいろいろありますよね。 

  2. 物に固有の色を塗る

    だいたいはじめに画面全体を湿らせてからいろをぬります。はじめの色は、うすーく、うすーく。 

  3. 陰の部分から塗っていく

    これは上に書いたとおりです。ここでもぼかしを使って様々な効果を出すことができます。

  4. 形を描く。

    輪郭をどのようにするかです。だんだん色を重ねていきます。実は色を重ねる部分より重ねないで残す部分(明るい部分)を決める方が難しい。

  5. ディテール(細部)を書き込み非常に濃い色を補強して仕上げる。

仕上げをします。

 

よく分からないことも多いと思います。そんなときには、やはりしっかりした本をお薦めします。この「水彩の描き方」を作るのに参考(というか丸写し)にさせてもらった本は、

等です。本の中をぱらぱらと見てみると分かるように著者によって全く作風が違い(当たり前だ。)色の塗り方の説明にもかなり個性が見られます。自分が一番「描いてみたいっ!」と思った絵の本を選ぶのが一番だと思います。

本は、大きな本屋さんか、近所の図書館に行けば置いてあると思います。

5 基本的な技法
6 おもしろい技法