ボートとは?
みなさんはテレビドラマでやっていた『レガッタ』とか『がんばっていきまっしょい』を見ていませんでしたか?
では、オールで何人かが艇を漕いで、競争している様子などはどうでしょうか?
あれがボートです。日本語では漕艇競技などとも言います。
ここでは簡単にボートの説明をします。
ボート競技にはコックスと呼ばれる人が乗っている艇があります。
コックスのことを日本語では舵手(だしゅ)といいます。
コックスは艇の舵(ラダー)を操作することで艇を真っすぐ進める働きがあります。
漕手をエンジンだとすれば、その能力を最大限に引き出す優秀なドライバーを努めます。

↑写真の艇の一番左に乗っていて、オールを持たず漕いでいない彼がコックスです。
1.オールによる分け方
まず、ボート競技には1人が2本のオール(スカルオール)を持つものと、1本のオール(スイープオール)を持つものがあります。
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↑スカル
(シングルスカル) |
↑スイープ
(エイト) |
2.スカル種目
スカルオールを使った艇には、それぞれ1人・2人・4人で漕ぐものがあり、順にシングルスカル・ダブルスカル・クォドルプルと呼びます。
シングルスカルとダブルスカルにコックスは付きませんが、クォドルプルにはコックスが付くものと付かないものがあります。
3.スイープ種目
スイープオールを使った艇はそれぞれ2人・4人・8人で漕ぐ艇があり、順にペア・フォア・エイトと呼びます。
ペアとフォアにはコックスが付くものと付かないものがあり、それぞれ舵手付き、舵手無しで区別します。
(例:コックス付きのフォア→舵手付きフォア)
なお、エイトには必ずコックスが付いています。
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↑ペア |
↑フォア
(これは舵手付きフォア) |
↑エイト |
漕艇競技の基本は、静水直線2000メートルの速さを競います。
中には川で行われるものや、距離が異なるものもあります。
水上にレーンをつくり、いくつかの艇を並べて競争します。
ほとんどの大会では予選が行われ、決勝まで順に勝ち上がっていかなければなりません。
(要するに、陸上の100メートル走とか水泳25メートルを思い浮かべてもらうと分かりやすいです。)

写真はエイトのレースです。
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