ヤ行
「夢見族の冒険」
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「夢見族の冒険」
半村良 中央公論社
主人公は出戻りの美しい女性。彼女は銀座にくりだして、仲間を見いだす。ファンファーレとともにレベルアップし、恋人(アイテム)を手に入れ、宝の地図を手にする。地図のなぞを解き、今度は北海道へパーティを引き連れて冒険の旅に出る。
RPG小説である。
ファンタジーなのだ。
世界を構成するのは、政治、経済、社会、そして夜の蝶たち。
こんなものをスパイスにすることのできるファンタジー作家は外にはいない。
ノンジャンル小説、冒険小説でもない。立派なファンタジーに仕上がっている。
広範な知識、あらゆる物事にする深い造詣。
それらのものに裏打ちされた、円熟味あふれる作品である。
(松野)
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