いまや恒例となった紅葉遠足の第一弾は、三重と滋賀を隔てる『御在所岳』となった。 昨今、ちまたでは登山ブームである。しかし、ここは生研クオリティ。そのトレンドには乗らず、ロープウェイを使って登ることになった。 登山経験者が参加しなかったしね。
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御在所探勝キップ(お得だよ)を片手に近鉄に揺られること1時間。一行は近鉄湯の山駅に到着した。この駅、今となっては貴重なキップに判子を押す式の駅である。このアナログさ。
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駅の電話機のない電話ボックスに別れを告げ、一行は満員のバスを乗り継ぎ、ロープウェイ乗り場がある温泉街へと向かった。近鉄に揺られたあとのバス移動・・・。少なからず、俺は何も覚えていない。 温泉街に着いた一行はロープウェイ乗り場へと向かった。麓からみる御在所岳は奇岩に木々がはえる美しい景色。この圧巻さ。はて、登山をしたらどうなっていたことだろうか。ここまで読んだ読者の皆様なお分かりの事だろう。 一行はロープウェイでいざ登山を始めた。色づき始める御在所岳。山々は緑と黄色の美しいグラデーションに彩られていた。つまり紅葉していなかったということである。いや、緑も美しい。緑と奇岩の白が織りなす模様は麓からみたものの何倍も美しい。そして、有名な白亜の鉄塔。 ゴンドラからの景色もなかなかのもである。霞んでいなければ、名駅のタワーズもみれるそうな。本当か? それよりも目を引いたのは登山客である。ニホンカモシカが棲むということもあり山肌は急斜面であるのだが、その斜面を登山客が沢山歩いているのだ。いつかは登ってみたいものである。 。
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